iPhone6はブランド力こそあれど、性能面ではサムスンのGalaxy S6に及ばない、とはよく言われますが、ゲームに限って言えば、この説は当てはまらないかもしれません。ベンチスコアの比較サイトGameBenchの調査によって、パフォーマンスも安定性もiPhone6がGalaxy S6を上回っていたことが分かりました。
最高モデルと有名ゲームが揃い踏み
GameBenchは、「GTA: San Andreas」「Monument Valley」「Marvel: Content of Champions」など、高いスペックを要求する10本のゲームを、iPhone6と、Galaxy S6、HTCのOne M9、グーグルのNexus6でそれぞれプレイし、FPSの中央値、最小値、安定性を比較し、数値化しました。
調査の結果、iPhone6は他端末の平均よりも10%高い数値を出し、トップに立ったことが分かりました。「iPhone6は平均よりも高い安定したフレーム・レートでスムーズにゲームが動き、(動作に不快を感じる基準となる)30fpsを下回ることは滅多になかった」
またサムスンのGalaxy S6は、iPhone6に肉薄した2位となりましたが、その一方で、Qualcommの最高級チップであるオクタコアのSnapdragon810を搭載したHTCのOne M9や、グーグルのNexus6は、「幾つかのゲームで深刻なパフォーマンス低下があった」とのことです。
性能はハードウェアだけで決まらない
結論として、画質こそiPhone6(720p)は、Galaxy S6(1,080p)に及ばないものの、ゲームの安定性では、間違いなくiPhone6はスマートフォンでトップクラスの性質を誇ることが分かりました。
意外だったのは、高性能のCPUを搭載したモデルが想像以上に良いパフォーマンスを出さなかったということです。Qualcomm810と言えば、限られたハイエンド・モデルにしか搭載されない最高級CPUの代名詞です。それだけに今回の結果は、ハードウェアのみでスマートフォンのパフォーマンスは決まらないという事実を、改めてユーザーに教えてくれることとなりました。
Source:Cult of Android,GameBench、http://iphone-mania.jp/news-77599/
Photo:Amazon
(kihachi)