本日、ソフトバンクも高音質通話が可能になる「VoLTE」の開始を正式に発表しました。開始時期は12月下旬以降に発売されるAQUOS CRYSTAL Xの発売と同時としています。
本日(12月12日)からauがVoLTEを開始しており、既に6月からVoLTEを提供しているドコモと合わせて国内通信大手3社のVoLTEが出揃うことになります。
ソフトバンクのVoLTEはAQUOSから
対応端末であるAQUOS CRYSTAL Xの発売日(12月下旬以降)から始まるVoLTEですが、8月から販売されているAQUOS CRYSTALもソフトウェアのアップデートによって対応する予定となっています。
発売から4ヶ月経過した機種もVoLTEに対応することで、サービス開始直後から対応端末がある程度出回っていることになります。現状では同一キャリアのVoLTE対応端末同士でしか高音質通話ができない状態なので、ある程度の数の対応端末が出回っていることは利用者にとってはありがたいかもしれません。
3G通信のHD Voiceも提供開始
ソフトバンクは他のキャリアとは異なり、VoLTEでの高音質通話だけでなく、3G通信でのHD Voiceも同時に開始します。3G通信を利用したHD Voiceでもソフトバンクの対応端末同士では高音質通話が可能になります。
VoLTEとは異なり、3GのHD Voiceは対応端末が既に多く販売されています。ソフトバンクの主力機種であるiPhoneの場合、VoLTEはiPhone6/6 Plusのみの対応ですが、3G通信のHD VoiceはiPhone5以降の機種が対応しています。
ソフトバンクが旧機種にもHD Voiceを対応させるかは不明ですが、対応機種の拡大が順調に進めば他社よりも高音質通話を利用する機会は多くなるかもしれません。
iPhoneのVoLTEはいつになるのか
今回、ソフトバンクはAQUOS CRYSTALからVoLTEに対応することになりましたが、同社の主力機種はやはりiPhoneです。iPhone6/6 Plus向けにVoLTEが提供されない限り、ソフトバンクのVoLTE利用者はそれほど多くならないと考えられます。
iPhone6/6 Plusは機種としてVoLTEに対応しているのは確かなのですが、ソフトバンクを含めていつから日本で利用できるようになるのか依然として不透明です。そう遠くない将来に利用できるようになるとは考えますが、今すぐという雰囲気ではないのも確かです。何か動きがあればiPhone Maniaでも積極的に情報を提供していきます。
参照元: ソフトバンク
執 筆: KAZ