現在発売されているiPhone6/6 Plusのディスプレイにはサファイアガラスが使用されるという噂がありましたが、結局使用は見送られ、これまで通りゴリラガラスが使用されることとなりました。
しかし、iPhoneのディスプレイには使われていない現状を差し置いても、Appleは世界のサファイアガラス生産量の20%を使用しているようです。テック系ニュースメディア『SolidState Technology』が伝えています。
使用されているのは小さな部品ばかりだが・・・
Apple製品の中で、サファイアガラスが使用されているのは、iPhoneのカメラレンズ・指紋センサー、Apple Watchの脈拍センサーのカバーなどです。小さな部品ばかりのようにも思えますが、ちりも積もれば山となるということですね。
サファイアガラスは、もともとLEDの部品として使用されてきたそうです。しかし、同素材の丈夫さに目をつけたメーカーがスマートフォンのディスプレイ用として使用することが増えてきて今に至ります。2015年現在も、LEDの部品として使用される割合が8割近くあるわけですが、その割合は徐々に減っているようです。
一般的なガラスの5倍近くのコストがかかるとされるサファイアガラスですが、2014年にはAppleのiPhone6/6 Plusに搭載されるのではないかとされ注目されましたが、サプライヤーとして名前が挙がっていたGTAT社が直前に経営破綻しAppleの夢は絶たれました。9月にはiPhone6s/6s Plusが発売すると噂されていますが、同デバイスのディスプレイには搭載されるのか、注目されます。
Source:SolidState Technology、http://iphone-mania.jp/news-79162/
(クロス)