Apple Watchが成功したのか失敗したのか、今のところそれは分かりませんが、ひとつ言えることは、現状存在するスマートウォッチの中で、Apple Watchは最高のスマートウォッチであるということです。
ニュースメディア『The Kansas City Star』が、スマートウォッチ業界の勢力図が視覚的にわかりやすいグラフを伝えています。
Apple Watchはスマートウォッチ業界に十分なインパクトを与えた
『The Kansas City Star』が公開したグラフ(『statista』が作成)によれば、Appleは2015年第2四半期において400万台のApple Watchを出荷しました。Appleは先日4〜6月期の決算発表を行いましたが、Apple Watchの販売実数値は公開していません。したがってこれはあくまで予想となりますが、先日調査会社である『Strategy Analytics』も同様のレポートを公開していますので、信憑性の高い予想と見るのが妥当な数値です。
Apple Watchが2015年第2四半期に記録した売上本数は、全世界のスマートウォッチ出荷台数の約75%を占めていることが確認できますね。昨年同期は、サムスンが同程度のマーケットシェアを誇っていましたが、その際の出荷台数は70万本でしたので、大きく差があることが見て取れます。さらにApple Watch発売の影響からか、サムスンのスマートウォッチ出荷台数は2015年第2四半期に40万本となっており、昨年と比較すれば6割程度にまで落ちこんでいることも確認できます。
Appleとしては、まだ発表に至るような数値でないという判断だったのかもしれませんが、スマートウォッチ業界を見渡すかぎり、そのインパクトは十分なものであったことは間違いありません。
Source:The Kansas City Star
(クロス)