iPhoneなどApple製品の主要サプライヤーであるFoxconnが、5年で50億ドル(約6,200億円)を投じてインドに生産拠点を設けることが明らかになりました。約5万人の雇用創出が見込まれています。
Apple主要サプライヤーのFoxconnが約6,200億円かけてインドに新工場
Foxconnは、インド西部のマハーラーシュトラ州に今後5年間で50億ドル(約6,200億円)かけて生産拠点を設けることでマハーラーシュトラ州政府と合意し、州都ムンバイで契約書を交わしました。
新たな生産拠点では、約5万人の雇用が創出されることが見込まれています。なお、Foxconnはピーク時には、約130万人を雇用しており、これは私企業としては世界最大規模です。
Foxconnの創業者であるTerry Gou氏は以前、2020年までにインドに工場やデータセンターを含む10から12の拠点を設ける計画を明らかにしており、インドでは関連企業の進出とあわせた経済効果が期待されています。
Foxconnは、この9月に発売されるiPhone6sの60%、iPhone6s Plusの全ての生産を担当すると見られる、Appleの主要サプライヤーであると同時に、BlackBerryやXiaomi、Amazonなど大手企業の製品製造を担っています。
ただし、新工場で製造される製品については明らかにされておらず、将来のiPhoneが生産されるかどうかは不明です。
進む中国からの工場移転、インドにはAppleも期待
Foxconnなどのエレクトロニクス関連企業は、中国に大規模工場を設けることが多かったのですが、中国の経済発展に伴う人件費の高騰により、中国からの生産拠点移転の動きが見られるようになっています。
人口が多く、今後の経済発展が見込まれるインドにはAppleも期待を寄せており、インドにiPhone販売店を500店出店する計画があり、すでに100店以上が契約済、と報じられています。
Source:Re/code、http://iphone-mania.jp/news-79641/
(hato)