スマートフォンの料金を節約する方法として普及しつつある格安SIMサービスですが、知名度の向上とともに提供プランの多様化が進んできました。これまでの格安SIMは主にデータ通信に主眼を置いたプランが主流でしたが、もしもシークス(エックスモバイル運営)はMVNOとして初めて通話定額プランを格安で提供するサービスを始めます。
「月額1,980円、3分以内、月30回」から
もしもシークスが提供する通話定額プランはワイモバイルが提供しているような、時間と回数に制限があるタイプとなります。「基本コース」では月額料金1,980円で通話一回3分以内、月30回までが定額となります。このプランには1GBのデータ通信も含まれており、短い通話とメールやLINEなどをメインとするユーザーにちょうどいいプランでしょう。(価格は全て税別)
また月額2,980円で通話一回5分以内、月30回まで、データ7GBとする「あんしんコース」、3,980円で通話一回10分以内、月100回まで、データ7GBとなる「まんぞくコース」が用意され、利用形態に応じたプランが選べるようになっています。
なお制限時間、回数を超えた通話には30秒で19.9円が課金されます。申し込みは8月17日からの予定です。同社では同時にBlackBerryの新機種やiPhone6/6 Plusのキャンペーン価格での販売も行うと発表しています。
格安SIMも用途に応じて選ぶ時代に
これまでの格安SIMはデータ通信の容量、料金に主眼を置いて各社が競争してきました。しかし今回のもしもシークスのMVNO初となる通話定額プランの提供で、競争の範囲は通話にも拡大していくことになるかもしれません。
またUSENとU-mobileが提供するサービスのように音楽配信サービスと提携したプランも登場しています。こうした流れを受けて今後は格安SIMサービスも価格だけでなく通話プランや付加サービスの質で勝負する時代に突入すると考えられます。
Source:エックスモバイル
(KAZ)