Appleが拡張現実(AR)製品を開発するため、Microsoftが開発したばかりの拡張現実ヘッドセット「HoloLens」チームから技術者を引き抜いたようです。米Cult of Macが伝えています。
MSからHoloLens技術者を引き抜き
同メディアによると、Piper JafrayのアナリストGene Munster氏が顧客に配布したメモに「AppleがMicrosoftの主要なHoloLensオーディオエンジニアを引き抜いた」と記されていたとのことです。
Appleが拡張現実システムを開発するという噂は今年の春頃から浮上しており、今年5月には拡張技術開発で知られるドイツのMetaioを買収しました。同社は拡張現実関連で171件の特許を取得しています。
また2013年には、MicrosoftのXbox Kinectセンサーを設計した、3Dジェスチャー認識センサー開発のイスラエルのPrimeSenseを買収しています。
Munster氏はこうした情報を根拠に、Appleは拡張現実システム開発チームを構築していると考えているようです。
実は元Apple社員だった
LinkedInによると、Nick Thompson氏はMicrosoftのHoloLensチームで電子・音響エンジニアとして働く前は、AppleのMacチームでCPUソフトウェアおよびオーディオエンジニアとして約7年間勤務していました。今年7月にMicrosoftを退社し、以降はAppleでエンジニアとして働いているようです。
Source:Cult of Mac、http://iphone-mania.jp/news-82211/
Photo:Microsoft
(lunatic)