インド国内に、ようやく正規のApple Storeがオープンすることが決定しました。
2016年末までに計6店をオープン
Appleはこれまで自社製品を、契約を結んだインドの特定の小売店経由で販売してきました。トップの画像のように、Appleのロゴマークをつけた店が販売権を持つ正規店として、Apple製品を提供してきたのです。
Appleは地元の家電量販チェーン店Cromaとの提携により、同店内で展開するという形(店舗内店舗)で営業することになります。ただしApple Storeのデザインは世界各国のほかのApple Storeを踏襲、またAppleからトレーニングを受けたスタッフが店舗に勤務します。
開店の期日は発表されていませんが、2016年の10月から11月頃となる見通しで、現時点では6店舗の新規開店が決定しています。うち5店はムンバイに、残る1店はバンガロールにオープンする予定です。
成長著しいインド市場
インドの法律により、AppleはApple Store設置にあたり、Cromaとの提携を余儀なくされました。他のいくつかの国々でも同様の法律による縛りがあり、店舗展開が遅れています。しかしそのうちのひとつアラブ首長国連邦では例外が認められ、8月に100%Apple資本による直営店をオープンしています。
インドはAppleにとって、現時点ではそれほど大きな市場ではありませんが、その成長速度には目を見張るものがあります。インドにおけるiPhoneの販売台数は、2013年10月から2014年9月にかけては110万台でしたが、2014年10月から2015年9月にかけては170万台へと伸びています。
またインド政府とAppleとの間では、インド国内に研究開発センターを設置するための話し合いが進んでいるともいわれており、同国がAppleにとって今後ますます重要な市場となることは間違いないでしょう。
Source:Cult of Mac,The Financial Express、http://iphone-mania.jp/news-88998/
Photo:Lawrence Sinclair/Flickr
(lunatic)