英国・米国での調査の結果、「もっともクールなウェアラブルブランド」として、ウェアラブル端末では先輩のNikeや腕時計メーカーのロレックスはもちろん、ライバルのサムスンやGoogleも抑えて、Appleが1位の座を射止めました。
上位5位までがテクノロジー系
英調査会社Juniper Researchが、英国の1,000人、米国の1,028人のスマートフォン・ユーザー(14歳以上)を対象に、ウェアラブル技術の利用や関心について調査を実施しました。その結果Appleが、もっともクールなウェアラブルブランドの1位を獲得しました。2位はサムスン、3位はGoogleと続いています。
調査からはまた、以下のことも明らかになっています。
・「ウェアラブル端末に175ドル(約2万1,200円)以上払ってもいい」と思っている消費者は5人に1人のみ。
・ウェアラブル端末としていいと思われているのは今もハイテク・ブランドであり、ファッションやスポーツ系ブランドの順位は低い。
・スマートウォッチ市場はAppleとサムスンが独占しつつある。回答者の75%以上がAppleまたはサムスンと回答した。
Juniper Researchはまた、「ウェアラブルはもっとファッション性を重視すべき」という意見があるものの、消費者の間ではテクノロジー系以外のブランドのウェアラブル端末は人気がなく、ファッション系またはスポーツ系で、3%以上の票を集めたブランドはなかったとしています。
175ドルがウェアラブル端末価格の壁
しかし興味深いのは、スマートウォッチなどのウェアラブル端末においては、消費者が何を最も重視しているかが見えてこない点です。
一方フィットネス系ウェアラブルの場合、用途は明確で、アクティビティトラッカーの機能が重視されます。価格もほとんどが175ドル以下で、消費者が求める価格帯と合致しています(前述の5人に1人しか175ドル以上払わないを参照)。つまり今回の調査回答者のほとんどが、フィットネス系ウェアラブルに払う以上の価値を、スマートウォッチなどに見出していないことを意味します。
また調査からは、ウェアラブル端末購入において、バッテリー寿命を重視すると答えた人はわずか4%で、電池の持ちはそれほど重要視されていないことが判明しています。
Source:Juniper Research、http://iphone-mania.jp/news-90727/
(lunatic)