19日、日本経済新聞や朝日新聞は、総務省がLTEの約10倍の速度を実現するとされる、第4世代(4G)の次世代携帯電話サービス向け周波数帯を、国内携帯大手3キャリアであるNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに割り当てることを発表した、と報じました。
同紙はまた、KDDIが2016年6月、ドコモが同10月、ソフトバンクが同12月にサービスを始める予定であることも合わせて報じています。
光ファイバー並みの速度を実現
今回携帯大手3キャリアに割り当てられる周波数帯は3.4ギガ〜3.6ギガヘルツ帯で、今秋総務省が各社に申請を募ったところ、3社のみが名乗りをあげていました。
3キャリアに割り当てられた第4世代(4G)と呼ばれる次世代携帯電話サービス向け周波数では、現在高速通信サービスとして普及しているLTE(第3.9世代と呼ばれることもあります)の約10倍の速度を実現できる、とされています。その速度は光ファイバー並みとも言われ、朝日新聞によると、2時間の映画をダウンロードする場合はLTEであれば5分弱かかったところ、30秒程度で済ませることができるほどです。
サービスの開始は各社とも2016年内となっており、まだ少し先ではあるものの、今後モバイル業界では4K動画も広く流通していくであろう時代潮流もあり、こうした次世代の高速通信サービスは今後さらに脚光を浴びる存在になると推測されます(iPhone6/6 Plusでは4K動画の保存に対応しているものの、液晶が未対応であるため4K画質での再生ができないことはiPhone Maniaでもお伝えした通りです。Appleは今年10月に5K対応のiMac液晶を発表しており、今後モバイルでも同様に高画質化が見込まれます)。
参照元:日本経済新聞、朝日新聞, http://iphone-mania.jp/news-56410/
執 筆:クロス