Apple Watchは2015年のアップルの業績に非常に重要な役割を果たすことになるので、投資家はApple Watchが発売される前にアップルの株を購入した方が良い、とするレポートを投資会社のEvercoreが発表しました。
Apple Watchは3月発売、平均500ドルで販売
EvercoreのアナリストRob Cihra氏は、投資家向けのレポートの中で、Apple Watchは3月頃には発売され、3モデルを合わせた販売価格の平均は500ドル(約59,000円)程になるだろうと予想しています。
この価格帯で2015年の9カ月間販売した場合、Apple Watchがアップルにもたらす収益は非常に大きなものとなり、2015年度のアップルの売上予想を4%押し上げることになり、2014年の売上と比較した場合には、36%増加することになると主張しています。
Apple Watchで新しい製品カテゴリーに参入
驚くことではありませんが、Cihra氏はアップルの2015年の売上増加のほとんどはiPhoneによるもので、売上の60%を占めると予想しています。しかし、Apple Watchが今年ヒットすれば、新しい製品カテゴリーに参入することになり、アップルの株価を押し上げることになるだろうと予想しています。
控えめに見積もってiPhoneユーザーの5%が購入
Cihra氏の予想では、2015年に出荷されるApple Watchは1,850万台、また2016年には2,290万台としており、同氏はこの数字は控えめに見積もっているが、iPhoneユーザーの5%がApple Watchを購入すると予想しています。
ちなみに、5%という割合は、最近公開されたiPhoneユーザーのApple Watch購入意向調査の結果と一致しています。
iPadとは対照的か
iPadは発売直後にはiPhoneユーザーの20%が購入したことになりますが、iPadは潜在的なニーズを持ちiPad単体で利用できる製品であり、Apple Watchが当初iPhoneとともに利用する必要があるのとは対照的となっています。
スマートウォッチはいかに小さく、ファッショナブルに
スマートウォッチをはじめとするウエアラブルデバイスの市場は拡大していますが、Cihra氏は製品をいかに小さく、ファッショナブルに仕上げるかが、多くのメーカーが直面する課題となっていると主張しています。
多くの製品では技術的なスペックが注目されますが、仕様として説明のできないファッション性が製品の重要なファクターとなっており、アップルはApple Watchにより初めて、技術的な製品スペックとファッション性を備えた製品を発売することになると説明しています。
参照元 : Apple Insider、http://iphone-mania.jp/news-58118/
執 筆 : リンゴバックス