iPhone6/6 Plusのホリデーシーズンの好調な売上げにより、アップルの2大サプライヤーである台湾のTSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd)と、Foxconnの中核企業である鴻海精密工業の12月の売上が、過去最高であったことが台湾証券取引所のデータから明らかになりました。
TSMCの売上は前年比40%増加
TSMCの12月の売上は695億1,000万新台湾ドル(約2,574億3,600万円)、一方の鴻海精密工業は5,155億7,000万新台湾ドル(約1兆9,266億1,600万円)で、TSMCは前年同期比で約40%増加、鴻海精密工業は約5%増加となっています。
両社とも12月は過去最高の売上
両社ともアップルのiPhoneの製造ラインへはかなりの設備投資を行っており、ホリデーシーズンの売上により過去最高の売上を計上できた模様です。あるアナリストは、アップルが12月期(第4四半期)には6,900万台のiPhoneを販売したと予想しており、前年比では1,800万台以上も多く販売したとしています。
iPhone6/6 Plusの深刻な供給不足はクリスマスまで続きましたが、先週にはアメリカのAppleStoreに在庫されるまで改善されました。
TSMCは昨年Aシリーズチップを初めて受注
これまでTSMCのアップルからの受注は少なかったのですが、昨年からiPhone6/6 Plusに搭載されている最新のA8プロセッサー、iPad Air 2に搭載されているA8Xプロセッサーなどの製造をアップルから受注しました。
Foxconnはアップル向けディスプレイ工場へ3,000億円投資
鴻海精密工業を中核とするFoxconnはアップル製品のほとんどの組立を担当しており、iPhoneの組立製造ラインだけで50万人の労働者を雇用していると言われています。最近では26億ドル(約3,081億円)を投資し、アップル向けに新たなディスプレイ工場を建設すると報じられています。
なお、アップルは昨年の10月から12月の実績を現地時間27日に2015年第1四半期の決算として発表する予定です。
参照元 : Apple Insider、http://iphone-mania.jp/news-58845/
執 筆 : リンゴバックス