アメリカ国内の自動販売機やパーキングメーターなど、セルフサービスで支払いを行う設備において、Apple Payでの支払いが可能になります。USA Technologiesが27日、発表しました。
米国内20万台以上の自販機などが対応
同社は自販機や券売機、パーキングメーター、コインランドリーなどを対象に、現金を使わずにクレジットカードなどで決済可能にする技術を提供している会社です。今後はUSA Technologiesが技術提供する、米国内にある約20万台の機械が、Apple Payに対応するようになります。
米メディア9to5Macによれば、USA TechnologiesはStarbucksなどの大手とも提携を結んでいるほか、多くの個人店とも契約しているため、Apple Payで支払いができる店舗や機械は今後さらに増えるとのことです。
Western UnionもApple Pay対応に
海外送金で知られるWestern Unionも27日、Apple Payへの対応を発表しました。
ドラッグストアのWalgreensおよびDeane Reade内に設置されている、7,600以上のWestern Unionのキオスクで、利用者はApple Payを使って送金ができるようになります。
米国には移民が多く、自国の家族に海外送金をしている人は少なくありません。Western Unionの調査によれば、最近の海外送金はスマートフォンで行われることが多く、移民の10人に6人はスマホを所有しているとのことです。また海外送金をする移民の3分の2以上、海外送金をする移民ではない人々の80%以上が、スマホを所有しているという調査結果も出ています。
急速に普及するApple Pay
昨年末にはガソリンスタンド大手チェーンのChevronも、給油機をApple Pay対応にすると発表しました。
先日お伝えしたように、PGAツアーなど、飲食店や小売店以外でもApple Payの導入は進んでいます。昨年11月中の米国におけるデジタル決済金額の1%をApple Payが占めたという調査結果が出ていますが、それから2ヵ月が経過した現在、どこまでこの数字が伸びているかが気になります。
参照元 : 9to5Mac、USA Technologies、Western Union、http://iphone-mania.jp/news-60591/
執 筆 : lunatic