iPhone7のものらしきベンチマークスコアが公開されています。iPhone6s Plusと比べ、シングルコアで約34%、マルチコアで約25%も高速化している模様です。
iPhone7のものらしきベンチマークスコアが掲載!
ベンチマークアプリで知られるGeekbenchのサイト上に掲載されているのは、9月4日に「Geekbench 4.0.0 for iOS」で測定された、「iPhone9,3」と記載のあるベンチマークスコアです。
「iPhone9,3」のベンチマークスコアは、シングルコアで3,379、マルチコアで5,495となっています。また、テストにはiOS10.1が用いられています。
先代モデルのiPhone6sが「iPhone8,2」、iPhone6s Plusが「iPhone8,1」と、大型モデルの方が小さい数字であるパターンから、「iPhone9,3」が示すのはiPhone7と考えられます。
CPUのクロックスピードが396MHzとなっているのが気になりますが、iDownloadBlogはこれについて、iOS版のGeekbench 4にA10プロセッサの情報がないためではないか、と記しています。
8月にはiPhone7 Plusらしきスコアも流出
なお、8月には3GBメモリを搭載した「iPhone9,2」のGeekbench3によるベンチマークスコアも流出しており、こちらがiPhone7 Plusと思われます。
計測条件が異なるため一律に比較はできませんが、「iPhone9,2」はシングルコア3,548、マルチコア6,430と、今回掲載された「iPhone9,3」をともに上回っています。
iPhone6s Plusよりシングルコアで約34%高速化!
PhoneArenaが「これが本物なら」と前置きを付け、このスコアはiPhone6s Plusのシングルコア2,526、マルチコア4,404と比べて、シングルコアで約34%、マルチコアで約25%高速化している、ただしiPhone7とiPhone7 Plusがそこまでパワフルかは疑問だ、とやや懐疑的に紹介しています。
シングルコアで3,379というスコアは、Samsung製Exynos 8890のシングルコア2067.66や、 Qualcomm製Snapdragon 820の1,896といったライバル製品を大きく上回ります。
マルチコアの5,495というスコアは、Exynos 8890の6,100は下回るものの、Snapdragon 820の5,511とほぼ互角となっています。
Source:Geekbench, PhoneArena, iDownloadBlog
(hato)