アップルの最新iOSであるiOS8が、2014年の9月のリリースから約5ヶ月で、iOS端末の72%にインストールされたことが明らかになりました。
iOS7より普及が遅れたiOS8
アップルがデベロッパー・サポートのページで公開したデータによると、iOS8のインストール率は昨年12月中旬から9%増、iOS8.1.3がリリースされた1月20日からだと3%上昇していることになります。
iOS8の使用率の上昇に伴い、iOS7の使用率は25%へ、それ以前のバージョンのiOSについては3%まで下がっています。
2014年1月時点でiOS7がiOS端末の80%で動作していたことを考えると、同じ時期に69%でしか使用されていなかったiOS8の普及度合いは、若干遅れているといえます。iOS8への切り替えがスローになった理由としては、iOS8.1.3では改良されたものの、アップデートにかなりのストレージ容量を必要としたこと、またバグが多かったことなどが考えられます。
アップルは iOS 8.1、 iOS 8.1.1、 iOS 8.1.2、iOS 8.1.3とアップデートを繰り返すごとに、当初のバグ問題を解決しています。
Lollipopの普及率はわずか1.6%
iOS8の浸透がiOS7より遅れたとはいえ、Androidと比べるとはるかに進んでいるといってよいでしょう。11月にリリースされたAndroidの最新OS(5.0、通称Lollipop)は、現在でもまだAndroid端末全体のわずか1.6%にしかインストールされていません。大多数は2013年10月にリリースされたKitKat、または2012年6月リリースのJelly Beanのままで、アップデートされていない状態となっています。
Androidの場合、端末の種類が多岐にわたるため、新OSのリリースをユーザーに知ってもらうまでに時間がかかるという事情があるようです。
参照元 : Apple、MacRumors、http://iphone-mania.jp/news-61278/
執 筆 : lunatic