現地時間2月1日に行われたプロアメリカンフットボール(NFL)の優勝決定戦スーパーボールで、無料ゲームアプリの会社数社がテレビCMを流したとして話題になりました。
なぜ話題になったかというと、スーパーボールは非常に視聴率が高いだけに、そのCMスポット料金も高額で、今年は放映時間30秒で約450万ドル(約5億3,000万円)にまで上昇したとされているからです。
高額CMの効果は?
ゲームアプリの「Clash of Clans」「Game of War」「Heroes Charge」は、推定1億1,200万人の視聴者にとてつもなく高額なCMを披露したわけですが、果たしてそれだけの価値はあったのでしょうか。
米国におけるゲームアプリ広告調査を行うAppFiguresによれば、高額CMの効果は確かにあったようです。
「Clash of Clans」と「Game of War」はスーパーボール前からすでにiOSアプリの上位にランク入りしていましたが、スーパーボール放映でさらにダウンロード数が増加しました。特にGame of WarのCMでは、女優のケイト・アプトンがセクシーなギリシャの女神を演じたのが奏功し、iOS無料アプリランキングで95位もランクが上昇、一時はライバルのClash of Clansを追い抜いています。
Clash of Clansの1分間のCMには俳優のリーアム・ニーソンが起用され、同アプリの無料アプリランキングは18位アップしました。Clash of Clans、Game of Warのどちらもアプリ内課金で収益を得ているため、広告効果が金銭面で反映されるのはこれからとなります。
広告効果が長くなかったケースも
両アプリの知名度の高さと比べると、Heroes Chargeはスーパーボールまで知らなかった人も多いでしょう。同アプリは優勝決勝戦以前はランク外でしたが、CM放映後はiOSゲームランキングで86位まで浮上しました。ただし同アプリの場合広告効果は持続せず、現在はすでにランク外となってしまった模様です。
参照元 : Cult of Mac
執 筆 : lunatic