Twitterは先日の決算報告の席上でiPhone6やiOS8に起因するユーザー数の減少が400万程度あったことを認めています。現在Twitterには2億8,800万人のアクティブユーザーがいるので、400万人の減少は全体としてはあまり大きな数字ではありません。しかしTwitterのユーザー数の伸びが鈍化している中で、400万は無視できる数字ではなさそうです。
iOS8のSafariの仕様変更が主要因
OSが更新されることでユーザー数が減少するというのは信じがたい説明です。しかしiOSの標準WebブラウザであるSafariの仕様変更が原因で減少に至ったとTwitterは主張しています。
これまでのSafariでは、ユーザーのTwitterアカウントのタイムラインを自動で読み込んでいました。しかしiOS8からは手動で共有リンクを更新するように変更されていました。この変更で300万人のアクティブユーザー減少につながったようです。
パスワード忘れでも100万ユーザー減少
これ以外にもさらにAppleに起因するユーザー減少があったと説明されました。Twitterの説明によれば、iPhone6/6 Plusが大ヒットし、携帯電話端末の買い替えが活発に進んだことで、ユーザーがTwitterのパスワードを忘れてログインできなくなり、それが原因で100万ものアクティブユーザーが減少したとしています。
確かに複数のアカウントを運用している人が、あまり使っていなかったアカウントのパスワードを忘れてしまうことはあり得ます。新機種への買い替え時にログインできなくなれば、アカウントを無理に復活させることもないかもしれません。そう考えればiPhone6/6 Plusの大ヒットがアクティブユーザー減少の理由として説明はできます。
ただ、これら減少の理由はこじつけのような気もしなくはないです。とはいえ2.8億人のアクティブユーザーを持つTwitterと、3ヶ月で7400万台のiPhoneを売るAppleのスケールなら、小さな原因でも数百万人のユーザー数増減につながるということなのかもしれません。
参照元: 9to5Mac
執 筆: KAZ