アップルの2015年1-3月期のiPad売り上げが、前年同期と比べ台数ベースで50%以上も減少するとの予測が発表されました。米AppleInsiderが報じています。
今年のiPad出荷台数は4,500万台程度
アップルの動向に詳しいKGI証券のアナリストMing-Chi Kuo氏は現地時間6日、2015年のiPadの出荷台数は「4,500万台がやっと」という予測を明らかにしました。これが事実となれば、2014年から比べると30%も減少することになります。
アップルは今年、12.9インチの大型ディスプレイを搭載したiPad Proを発売すると期待されており、Kuo氏もこの説を支持しています。しかし同氏は新モデルがリリースされても、出荷台数の大幅な伸びにすぐさま貢献することはないだろうと述べています。
過去最大の落ち込みとなるか
Kuo氏は特に2015年始めのiPad売り上げは苦戦すると見ており、2015年1-3月期の出荷台数は1,010万台程度と、前年同期比では52.7%ものダウンになると予想しています。次の4-6月期ではさらに30%から40%減少し、700万台から800万台まで落ち込むとしています。
この予想が正しければ、今年のiPad出荷台数は、iPadが初めて市場に登場してからの5年間の歴史のなかで、最大の落ち込みを記録することになります。
Kuo氏が1月に発表した、アップルの2014年10-12月期における出荷台数予測は7,300万台で、ほかの市場予測の数字をはるかに上回るものでした。ところが1月末にアップルが発表した同時期のiPhoneの販売数は7,450万台で、Kuo氏の予測がもっとも近かったことが判明しています。
参照元 : AppleInsider
執 筆 : lunatic