今年の4月に米国などで出荷が開始される(日本での発売時期は未定)、Apple初のウェアラブル・デバイス「Apple Watch」ですが、同デバイスの出現は生活スタイルだけでなく、試験会場でのアナウンスにも変化をもたらすかもしれません。
イギリスでは夏場以降、試験中のスマートウォッチ使用が禁止に
Apple Watchの特徴についてはiPhone Maniaでも何度か紹介してきましたが、同デバイスを含むスマートウォッチの類は、インターネット通信が可能な点がこれまでの時計と異なります。天気予報やGPSの確認などがより手軽になったりと、生活に恩恵をもたらしてくれる一方で、イギリスの複数の大学ではすでにこのデバイスの存在を警戒し始めているようです。
問題として懸念され始めているのはスマートウォッチを使用したカンニングです。学生の性善を信じたいところではあるものの、過去には日本でも京都大学において、入学試験の最中に携帯電話を使用してカンニングを試みた事件が発生しており、スマートウォッチを試験中に身につけたままにすると不正行為、という判断が国内でも決定されるのはもはや時間の問題かもしれません。
Apple Watchはそれ単体では通信ができないものの、iPhoneとペアリングをするなどの作業を事前に施しておけば十分に試験中の検索が可能となり、警戒の対象となるのは仕方のない部分です。私が大学生の頃は、インターネット機能付きの電子辞書の持ち込みが禁止になったりしましたが、今後時代が変化してスマートペンなども発売されだすと、試験を実施する側の対応もさらに大変になっていきそうですね。
参照元:BuzzFeed、http://iphone-mania.jp/news-61783/
執 筆:クロス