アップルが、買収したPrimeSenceの持っていた仮想キーボードに関する特許の取得を認められました。Patently Appleが伝えています。
PrimeSenceの仮想キーボード技術
米国特許商標庁は現地時間17日、アップルが取得した新たな特許41件を発表しました。そのうちのひとつが、仮想キーボードに関する特許です。
Patently Appleによると、今回認められた特許はPrimeSenseから引き継いだもので、非接触3Dユーザーインタフェースと仮想キーボードで構成されています。3D感知端末(図の24)でユーザーの手やそのほかの体の部位の動きから3D 情報を取得、直接手で触れなくても、キーボード(図の40)などが操作可能になるようです。
この図では示されていませんが、3D感知端末またはカメラによって動画を撮影、その情報をコンピュータで処理し、ディスプレイ表示することもできるようです。
3D キャプチャで一歩先を行くHP
Patently Appleは、この特許が、HPのオールインワン・デスクトップPC「Sprout by HP」と類似していると指摘しています。Sproutは、2D/3Dオブジェクトをキャプチャする機能を装備したプロジェクターと、マルチタッチに対応するタッチマットによって、コンテンツに手で触れるように作業できる新たなコンセプトのPCです。以下の動画をぜひご覧ください。
SproutはIntelのRealSense 3Dカメラを搭載し、このカメラで手のジェスチャーなどを認識しています。Patently Appleはあくまで推測としてですが、このカメラがPrimeSenseの3D技術を使っているかもしれないと述べています。
アップルはiPhoneについても、ディスプレイに触れずにジェスチャーで認識させる技術の特許を取得しており、今後はさまざまな端末を触れずに操作することが一般的になっていくのかも知れません。
参照元 : Patently Apple、http://iphone-mania.jp/news-62725/
執 筆 : lunatic