アメリカの大手オフィス用品チェーン店Staplesでは、同店のiOSアプリを使った支払いで、Apple Payの利用がもっとも多くなっています。FierceMobileITが伝えています。
アプリ決済の30%がApple Pay
Staplesモバイルコマース副社長のPrat Vemana氏が、現地時間17日にシアトルで行われたChetan Sharma Consulting主催のパネルディスカッションで語ったところによると、Staples iOSアプリでの決済のうち、現在30%がApple Payによるものとなっています。
またApple Pay利用者は、その決済がStaplesでの初めての買い物であるケースが多いとVemana副社長は説明しています。Apple Pay導入当時は、利用者の65%がStaplesを初めて利用した客だったとのことです。
一方で店舗でのApple Pay利用はそこまで浸透しておらず、利用が多い決済タイプの上位3位には入っていないとしています。
Vemana副社長は、Android端末向けにもApple Payのような決済システムが登場して欲しいと述べています。実際、同店の利用客はAndroid端末ユーザーとiPhoneユーザーがほぼ半々であるものの、モバイル購入による売り上げの70%がiPhoneユーザーによるものだそうです。
モルガン・スタンレーら20の金融機関がApplePayに対応
一方現地時間18日、大手投資銀行モルガン・スタンレーを筆頭に新たに20の金融機関が、Apple Payに対応することが明らかになりました。AppleInsiderが報じています。
リテールバンキングサービスを提供しないモルガン・スタンレーがApple Pay対応というとちょっとぴんときませんが、同銀行はコンシューマー向けにクレジットカードを発行しています。
これら20の銀行やクレジットユニオンが加わったことで、約100の金融機関がすでに対応したことになります。700以上の金融機関がApple Payへの対応でAppleと合意しています。
参照元 : FierceMobileIT、AppleInsider、http://iphone-mania.jp/news-62903/
執 筆 : lunatic