Appleが、ワイヤレス充電が可能なテーブルの特許を申請したことが分かりました。ワイヤレス充電機能の搭載が噂される「iPhone8」用向けの、Apple Storeの展示用テーブルとも考えられます。
テーブル天面にワイヤレス充電機能を内蔵!
Appleが申請していた、ワイヤレス充電機能を搭載したテーブルの特許申請を、米国特許商標庁(USPTO)が現地時間12月22日に公開した、とAppleの特許関連情報に詳しいPatently Appleが報じています。
特許申請は2016年6月に提出されたもので、テーブル天面にワイヤレス充電用の装置を埋め込んだ構造となっています。
ワイヤレス充電機能搭載テーブルは、下の図で黄色く塗られた部分にトランスミッターが内蔵されており、テーブルの天面ほぼ全体で充電が可能となることが想定されています。
以下の図では、テーブル内部の配線がモデル化されて描かれています。
以下は、テーブルを側面から見た図です。
iPhone8用の展示用テーブルを想定?
Patently Appleは、このテーブルの用途について、Apple Storeの展示用テーブルが想定されているのではないか、と指摘しています。
「iPhone8」あるいは「iPhone7s」と噂される、2017年発売のiPhoneにはワイヤレス充電機能が搭載されると予測されていることから、新型iPhone発売に合わせて展示用テーブルが入れ替わるかもしれません。
Appleは、ワイヤレス充電用チップの技術を持つ企業に接触しているとみられるほか、今年11月にはFoxconnが試作品を納品しているとも伝えられています。
盗難防止用と充電用ケーブルが消え、スッキリした展示に?
ロンドンのApple Storeでは、来店客がiPhoneをポケットに入れて試せるよう、展示品のiPhoneから盗難防止用ケーブルが撤去されています。
もし、iPhoneと展示テーブルがワイヤレス充電に対応すれば、充電用ケーブルも不要となり、非常にすっきりした状態でiPhoneが展示されることとなります。
お伝えしたのはあくまでも特許申請であり、実際に製品化されるかは不明ですが、iPhone8でのワイヤレス充電対応とあわせて、実現が楽しみな特許技術です。
Source:Patently Apple
Photo:9to5Mac
(hato)