「スーパーマリオラン」は、公開初日で約285万回ダウンロードされました。これは、大ヒットアプリ「ポケモンGO」の3倍以上の驚異的数字です。
公開初日で285万ダウンロード、ポケモンGOの3倍以上!
日本時間12月16日未明、世界150か国で公開された「スーパーマリオラン」は、公開初日だけで285万回ダウンロードされた、とアプリデータ分析のApptopiaが明らかにしています。
2016年に世界各地で社会現象を巻き起こした大ヒットアプリ「ポケモンGO」の公開初日のダウンロード数が約90万件なので、「スーパーマリオラン」は「ポケモンGO」の3倍以上ダウンロードされたことになります。
「スーパーマリオラン」の公開直後は、世界各地でApp Storeに接続できない現象も発生していました。
なお、Sensor Towerは「スーパーマリオラン」公開後1ヶ月間のダウンロード数について、「ポケモンGO」より56%も多い5,000万ダウンロードとなる、との予測を同アプリ公開前に発表していました。
公開初日で1億5,300万円、1か月で77億円を売上げる!?
「スーパーマリオラン」の売上げは、公開初日だけで100万ドル(約1億1,800万円)から130万ドル(約1億5,300万円)に達した、とMobile Action社の最高経営責任者(CEO)、アイクット・カラリオウル(Aykut Karaalioglu)氏が語っています。
同氏は、公開から1か月での売り上げは6,000万ドル(70億円)から6,500万ドル(約77億円)にのぼる、と予測しています。
課金に批判的なユーザーが多く、レビューの評価は星2つ
「スーパーマリオラン」は序盤部分のみ無料で、1,200円払えば全体をプレイ可能となります。この価格について、「高い」と感じるユーザーも多く、Apptopia によると、App Storeのレビューで星1つの評価をつけたユーザーが33,000人にのぼる、とのことです。
本稿執筆時点で、日本のApp Storeを確認したところ、15,684件のレビューがあり、かなりの割合が星1つとなっており、平均では星2つとなっています。低い評価を付けたユーザーのコメントは、価格について批判的な内容が多く見られます。
なお、課金モデルが異なり無料でもプレイ可能な「ポケモンGO」は、すべてのバージョンでのレビュー数は67,209件で、全体平均は星2.5です。
無料で提供されるアプリが多くなった現在、1,200円を高いと感じるユーザーが多いのも仕方ないのかもしれません。
ちなみに、1985年9月13日に発売され、世界で4,024万本を販売し「世界一売れたゲーム」としてギネスブックにも載ったファミコンカセット「スーパーマリオブラザーズ」の発売当時の価格は4,900円。消費税もない時代でした。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
Source:Re/code(1), (2), The Verge, 任天堂, Wikipedia
(hato)