Appleが、ドイツの光学機器メーカー、Carl Zeissと提携し、Googleグラスのような拡張現実(AR)眼鏡の開発に取り組んでいると、有名ブロガーが伝えています。
年内には製品化か
ブロガーのロバート・スコーブル氏は、Carl Zeissの社員が、同社とAppleがAR/MR(複合現実)眼鏡を共同開発しているとの噂を認め、年内には製品化されると語った、と記しています。
ただし製品化の時期ははっきりしません。スコーブル氏も「来年だと思っていたが、今年なのだと今は信じている」と語っています。昨年11月には、AppleがARを取り入れた眼鏡型ウェアラブルを開発しており、すでにサプライヤーにも話を持ちかけているものの、製品化は早くても2018年になると、Bloombergが報じていました。
スコーブル氏は米ラスベガスで開催された全米最大のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)のARコーナーにCarl Zeissがブースを出展しながら、AR/MR技術を展示していなかった点について、Appleとの提携が背景にあるためではないか、と推測しています。
ARに高い関心を持つApple
ティム・クック最高経営責任者(CEO)は昨年8月、AR技術について「舞台裏でいろいろなことをしている」と発言しており、同技術に関するプロジェクトが進んでいるのは確かです。
実際、2014年2月にはMetaio、2016年1月にはFlyby Mediaと、複数のARおよび仮想現実(VR)技術の開発企業を買収しており、両社の従業員が現在AppleでAR技術の開発に取り組んでいるともいわれています。
またAR関連では、AppleはiPhone上にリアルタイムでARマップを表示可能な技術の特許も取得しています。
ARではないものの、動画・写真共有アプリSnapchatを提供するSnapが、カメラを内蔵し、スマートフォンと連携して利用可能なデジタル眼鏡を販売しています。
Source:Facebook(Robert Scoble) via 9to5Mac
Photo:YouTube (Snap)
(lunatic)