2014年11月~2015年1月までの3ヵ月間で、中国の都市部で売れたスマートフォンの4台に1台はiPhoneでした。調査会社Kantar Worldpanel Comtechのデータから明らかになりました。
中国都市部でiPhone6は空前の売れ行き
Kantarによると、春節(旧正月)にかけて、中国都市部ではiPhone6/6 Plusが空前の売り上げを記録し、iOS端末がスマートフォン市場に占めるシェアは、前年同期(2013年11月~2014年1月)比4.5ポイント増の25.4%に達したとのことです。
また2015年1月までの3ヵ月間で、中国都市部でもっとも売れたスマホはiPhone6で、その売り上げ全体に占めるシェアは9.5%でした。調査会社Canalysによると、iPhoneの価格は次に高額な競合他社のスマホの2倍近くするにも関わらず、その売れ行きはライバルを圧倒しました。
その結果、アップルの2015年度第1四半期売上高は過去最高を記録し、アップルの中国における2014年の収益は、70%増の160億ドルとなりました。
中国は人口の多さという点だけでなく、スマホ市場がまだ成熟していないという点でも、アップルにとってもっとも重要な市場のひとつとなっています。
アップル、中国でスマホ戦争の勝者となるか
Kantarの数字は、アップルが中国におけるスマホ戦争の勝者になる可能性を示唆しています。またアップルは中国において、グッチやシャネルを抑え、現在もっとも人気のあるブランドであることが、最近の調査から判明しています。
とはいえ、すべてが順風満帆とはいえません。iPhone6/6 Plus発売の際も、中国当局からの認証が下りなかったため、発売が遅れました。今後も同様のことが起きないという保証はないのです。
いずれにせよ、中国市場がアップルにとって、今後も非常に重要な市場であるのは間違いありません。
参照元 : Cult of Mac、Kantar Worldpanel Comtech、http://iphone-mania.jp/news-64652/
執 筆 : lunatic