iPhoneとAndroidスマートフォンで、最近追加された新作絵文字を使えるユーザーの割合に大きな違いがあります。
Unicode9で追加された新作絵文字
iPhoneでは、12月に公開されたiOS10.2から、多くの絵文字が追加され、活用している方も多いのではないでしょうか。これらの新作絵文字は、コンピュータ類の文字コードを定める最新規格のUnicode9.0で追加されたものです。
一方、Androidは2016年10月公開のAndroid7.1でUnicode9.0の新作絵文字に対応しましたが、実際に使うことができるユーザーは、たったの4%です。
つまり、Androidユーザーの96%は、最新の絵文字のメッセージは以下のように四角で表示されることとなります。
違いは最新OSの利用率
この違いは、iOSはAppleが4年前の端末まで最新版へのアップデート対象としているのに対し、AndroidのOSアップデートは、端末のメーカーに委ねられていることによります。
絵文字情報サイトEmojipediaが、2017年1月にサイト訪問者のOS別割合を集計したところ、iOSでは84%が最新版のiOS10なのに対し、Androidでは最新版のAndroid7のユーザーは4%にとどまり、56%は2015年公開のAndroid6、40%はAndroid5以前のバージョンでした。
ちなみに、Appleが公開した最新のバージョン別シェアでは、1月4日時点でiOS10が76%となっています。
なお、Googleが開発したPixelは、2年間のアップデート対応が予告されています。
Source:Emojipedia
(hato)