2016年第4四半期(10月−12月期)のアジア太平洋地域における出荷台数ベースのスマートフォン市場シェアで、これまで首位だったSamsungが5位へと転落しました。Galaxy Note 7の発火事故とリコールが響いたようです。
Oppoが初めて首位を獲得
米調査会社のStrategy Analyticsによると、Samsungに代わってトップの座を獲得したのは中国のOppo(12.3%)です。アジア太平洋地域で同社がシェア首位となるのは今回が初めてのことです。
Samsungは2016年9月までは、Oppo、Huwei、Vivoの中国勢に押されつつも、首位を維持していました。
Oppoのシェア、1年で約2倍に
Oppoに続き、シェア12.2%で2位となったのはAppleでした。3位はHuawei(11.1%)、4位はVivo(10.9%)、5位はSamsung(9.4%)、6位はXiaomi(6.3%)、7位はZTE(3.3%)と、2位のAppleと5位のSamsungを除くと、中国メーカーが上位を占めました。
Strategy Analyticsは特にOppoとVivoの場合、インド市場での拡販努力が実を結び、シェア拡大につながったと分析しています。2015年第4四半期のOppoのシェアは6.7%なので、1年で約2倍へと広げたことになります。
Source:Pulse
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