AppleのApple Payが、米国においてもっとも広く受け入れられているモバイル決済システムとなったことが、最新調査で明らかになりました。
昨年の16%から36%へ
Boston Retail Partnersによれば、Apple Payは調査対象となった米国の売上上位500店の36%で使用することが可能となっています。1年前の調査では16%だったので、この1年で利用可能店舗を大幅に増やしたことになります。
また今後12カ月以内にApple Payに対応すると回答した小売店が22%、1〜3年以内が11%でした。
首位のPayPalが2位へ
一方これまで首位だったPayPalが、受け入れ率34%で2位に転落。3位はMastercard PayPass(25%)、4位はAndroid Pay(24%)、5位はVisa Checkout(20%)、6位はSamsung Pay(18%)、7位はChase Pay(11%)でした。
Apple Payにとって、米国内の特に中小小売店への普及の遅さがひとつの壁になっていました。NFC対応リーダーの設置にコストがかかるためです。しかし昨年11月にモバイル決済Squareが、Apple Pay対応の小型NFCリーダーを米国内の中小店舗に導入開始し、普及に弾みがついたと見られています。
Source:NFC World via AppleInsider
(lunatic)