価格.comはアンケート調査をもとに、「格安SIM・大手携帯キャリア満足度ランキング」「ネット回線満足度ランキング」の2017年版を発表しました。合わせて契約事業者や月額料金、データ容量などの利用実態もまとめています。
格安SIM満足度首位はFREETEL、大手携帯キャリアはau
格安SIM部門ではFREETELが総合満足度で1位となりました。「通話料金」1位、「月々の支払料金」3位という通話料金のお得さに加え、実店舗で申し込めることや「サポート」(2位)が高く評価されました。2位のイオンモバイルは、イオン各店舗に窓口がある利便性や、通信速度の安定性、知名度の高さによる信頼性が支持されています。
大手携帯キャリアでは、「月々の支払料金」「通話料金」「事業者に対する信頼性」「通信速度」のすべての項目で1位となったauが、総合満足度で2年連続のトップとなりました。長期利用による信頼性の高さ、家族割引や電気料金と携帯料金などの「セット割」などのお得さを理由として挙げるユーザーが多く見られました。
格安SIM利用率、前年の2.5倍の12%へ
格安SIMの利用率が、2016年調査の4.71%と比較すると約2.5倍の12.01%と大きく上昇しました。大手携帯キャリアが提供している音声通話定額プランを、格安SIMでも通話時間・回数を限定しつつ利用できるようになったことや、購入できる実店舗が拡大したことなどから、利便性が高まり利用者の裾野が広がっていると考えられます。
一方で大手携帯キャリアの利用率はdocomo が37.5%(前年比4.6ポイント減)、auが29.4%(前年比2.5ポイント減)、SoftBankが21.1%(前年比0.2ポイント減)と3社とも低下傾向となりました。
利用者層を見ると、格安SIMは男性が55.6%でやや多く、大手携帯キャリアでは女性が51.1%でこちらは女性が若干多いという結果となりました。
年代別では、格安SIMは30~40代(45.7%)が多め、大手携帯キャリアは10~20代(23.3%)が格安SIMよりも多めであることが分かりました。
NURO光が昨年のランク外から堂々の首位へ
光回線部門(関東・甲信越エリア)では、高画質の動画視聴など通信量が大容量化する傾向にある中で、下り速度最大2Gbpsの高速回線を提供しているNURO光が、「月々の支払料金」「回線事業者に対する信頼性」「通信速度」「サポート」全項目でトップとなり、前年のランク外から今年は首位へと大きく躍進しました。
2位のauひかりは、携帯料金とのセット割引が人気を集めています。また、モバイルルーター回線・ADSL回線ではSoftBankグループの事業者が上位にランクインしました。
また各回線の利用率は、光回線が69.3%(前年比2.3ポイント増)、ケーブルテレビ回線15.8%(同1.2ポイント増)、ADSL回線7.8%(同2.0ポイント減)、モバイルWi-Fiルーター6.3%(同1.4ポイント減)という結果になりました。
なお今回の調査は15歳〜69歳の男女5,000人を対象に、2017年1月27日から30日にかけてWebアンケート形式で実施されたものです。
Source:カカクコム
(lunatic)