日本マクドナルドは21日、2017年下半期より全国2,900店舗で順次、クレジットカード決済の対応と、「nanaco」や「Suica」などの電子マネー決済の拡充を実施していくことを明らかにしました。
Apple Payが使えるように!
これまで日本国内のマクドナルドでは、現金決済以外では、ドコモの「iD」や楽天の「楽天Edy」などごく限られた決済サービスにしか対応していませんでした。
しかし、マクドナルドの発表によると、新たに電子マネー決済の選択肢として、「nanaco」や「Suica」「PASMO」も2017年下半期から順次、マクドナルドで利用可能になるとのことです。同時に、「Visa」「MasterCard」「JCB」「American Express」などクレジットカードの決済も出来るようになります。
もちろん、「Suica」や「QuickPay+」、各種クレジットカードが使えるようになるということは、これらに紐づけされたApple Payにも全面的に対応するということを意味します。
次世代クレジットカード決済にも対応
さらに、今回注目すべきは「Visa PayWave」や「MasterCard Contactless」といった、それほど日本では馴染みのない決済にも対応したという点でしょう。
これは、カードがどちらかの決済システムに対応していれば、カードリーダーにかざすだけでクレジットカードを通して買い物が出来てしまうというポストペイ式決済です。つまり、これらの決済に対応している店舗であれば、「Suica」のような感覚でクレジットカードを使えるというわけです。
浸透する前からいち早く「Visa PayWave」や「MasterCard Contactless」を取り入れる背景には、2020年の東京オリンピックを視野に入れ、増大する海外からの観光客に対応しようとする考えがみてとれます。事実、マクドナルドは昨年も国際基準であるNFC Type-A/Bでの決済を試験的に導入する形で、一部店舗でこれらの決済を可能にしていました。
Source:日本マクドナルド
(kihachi)