Appleの共同創業者で「ご意見番」としても知られるスティーブ・ウォズニアック氏が、日本企業のテレビCMに登場していると話題になっています。
ウォズニアック氏が語る「働く」とは
ウォズニアック氏は、スティーブ・ジョブズ氏らとともにAppleを設立した共同創業者で、Apple IおよびApple IIをほぼ独力で開発したことで知られるエンジニアです。
同氏が出演したのは総合人材サービス会社のCMで、「誰もが簡単に使えて楽しめる、安くて便利なコンピューター」を実現するため、エンジニアを志した思いを熱く語りました。
エンジニアを志したのは、書店にコンピューター関係の書籍はほとんどなかった当時、たまたま雑誌で見かけたコンピューターの記事がきっかけでした。記事を読みながら、「これがきっと僕を導く、生涯情熱を注ぐものになる」と思ったそうです。
そこから同氏は、独学でコンピューターについて学び始め、エンジニアになって「人の役に立つものをつくりたい」と決意したそうです。
この企業のCMスローガンは「はたらいて、笑おう。」で、15秒、30秒版のテレビCM、ウェブ限定で公開された約1分30秒の特別版では、動画の最後に満面の笑みを浮かべています。
15秒、30秒版のテレビCMはこちらです。
ウォズニアック氏への詳細なインタビュー全文は後日公開される予定です。インタビューでは、天才ならではの”いたずら”や父との思い出、また詳細な生い立ちやそれに裏付けされた仕事観、人生観を語っているとのことです。
4月1日はApple41回目の設立記念日
なお、4月1日はAppleの設立記念日です。今から41年前の1976年に創業し、翌1977年1月3日に法人化して初めて発売したコンピューター「Apple II」は爆発的に売れましたが、Appleの収益はこの40年あまりで、iPhoneの発売を機に大きく変化しました。
そのiPhoneも、2007年に第1世代機種が発表されてから今年でちょうど10周年です。今年発売されるiPhoneは、iPhone8ともiPhone EditionともiPhone7sとも噂されていますが、”誰もが簡単に使えて楽しめる、安くて便利なコンピューター”の精神が受け継がれた製品となるのでしょうか。秋の発表が楽しみですね。
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