4月に入り、ようやく暖かくなってきました。全国各地で桜が見頃を迎える、あるいはこれから見頃という開花状況となっています。週末に花見に出かけられる方も多いと思いますが、iPhoneでうまく桜を撮影するテクニックをご紹介します。
意外と難しい?iPhoneでの桜の撮影
解説で使用するiPhoneは、iPhone6s Plusで、使用するアプリはiPhoneに最初から入っている標準アプリの「カメラ」です。カメラアプリを使い、3つの設定をチェックして撮影に臨みます。
撮影した4月5日は、筆者の地元の桜はまだこれから咲き始めといった開花状況でしたが、場所によっては美しく開花している桜が見られました。
桜を撮影する構図はなかなか難しく、全体を写してもなんだかパッとしない印象を受けます。
こちらは、被写体になるべく寄って撮影した接写です。これからご紹介するテクニックは使用していない、カメラアプリを起動してそのままシャッターを押した設定となっています。
iPhoneで接写するテクニックは、以下の3つです。
HDRをオンにする
HDRとは、ハイダイナミックレンジの略称で、一度の写真撮影で複数の明度の状態で撮影し、一番自然に見える・キレイに見えるよう自動で合成する機能です。HDRを使った撮影テクニックは、花火やイルミネーションの撮影にも活用できます。
フラッシュをオフにする
iPhone内蔵のフラッシュをオンにすると、フラッシュの光が入り込んで、キレイに接写できない場合があります。フラッシュはオフにしておくとよいでしょう。
ピントを合わせてロックする
iPhoneのカメラアプリで写真撮影するとき、画面上をタップした箇所にピントを合わせることができます。軽く1回タップすることでピントを合わせる、長押しすることでその位置にピントをロックできます。自動露出(AR)やオートフォーカス(AF)をロックすることで、より被写体をキレイに撮影できます。
以上の設定を踏まえて、もう一度同じ被写体を撮影してみました。HDRをオンにすると、通常の設定のものとHDRのものと同時に2枚保存されます。1枚目が通常設定で2枚目がHDR写真です。
「HDRを使わない方が好き」「もうちょっと明度を上げて撮影したい」など、色合いやコントラストなどは好みがそれぞれ異なります。この記事でご紹介した3つの設定はひとつの参考として、iPhoneで接写する際に活用してみてくださいね。良い週末を!
(asm)