スマートフォンを下取りに出す際の価格下落率を、メーカー別にまとめた資料が公表されました。iPhoneシリーズは価格が落ちにくい特徴があります。
買取価格の下落が小さいのはApple
アメリカの携帯電話買取サービス企業decluttrが公表したグラフによると、発売直後のスマートフォンの買取価格の平均下げ幅が最も小さいメーカーはAppleで、新品価格から約30%の下落です。
iPhoneの買取価格は、発売12か月後で新品価格から約55%下落とおよそ半額を維持しています。一方、比較対象のSamsung、HTC、LGは約70%下落しています。
発売24か月後、iPhoneの買取価格は70%まで下落しています。一方、Samsung、HTC、LGは80%前後の下落幅となっています。
モデル別の値動き
2014年9月に発売され、初の4.7インチモデルとして人気のあったiPhone6は、発売から24か月を経て新品価格から66%の下落となっています。一方、HTC One M7は発売24か月の時点で約85%も下落しています。
iPhone6 Plusは、発売12か月後前後に大きく値下がりしているものの、その後は安定し、発売から24か月を経て62%の下落にとどまっています。
全体的に価格下落が小さいiPhoneシリーズの中で、iPhone5cの値動きは特徴的です。発売12か月後には87%下落、その後24か月後に83%へと少し持ち直しています。
参考に、2014年2月に発売されたSamsungのGalaxy S5は、発売7か月後に大きく下落しています。これは、iPhone6が発売された時期にあたります。
decluttrのサイトには、多くのモデルの価格下落グラフが掲載されていますので、気になる方はご覧ください。