現地時間6月5日から開催されるWWDC 2017で、Siri搭載スピーカーと10.5インチのiPad Proが発表される、との予測をApple関連の情報に定評のあるKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏が発表しました。
Siri搭載スピーカーはタッチパネル付き
WWDC 2017でSiri搭載スピーカーが発表される可能性についてクオ氏は、先日に続いて「50%強の確率」と予測し、家庭用AIソフトウェアとの関連で発表される、と述べています。
Siri搭載スピーカーには、タッチパネルが搭載され、1個のウーハーと7個のツイーターによる高音質が魅力で、価格はAmazon Echoの179ドル(約2万円)より高めに設定される、というのがクオ氏の予測です。
先日、Appleの従業員が自宅でSiri搭載スピーカーのテストをしている、とも報じられています。
10.5インチiPad Pro発表の可能性は「70%以上」
10.5インチのiPad Proは、9.7インチと同等のサイズながら、画面縁のベゼルが細くなり外観デザインが刷新される、と噂されています。
クオ氏は、WWDCで10.5インチのiPad Proが発表される可能性を「70%以上」と、高く見積もっています。これは、同デバイスの量産開始が2017年第2四半期(4~6月)の終わり頃だろう、という同氏の予測によります。
最近、アクセサリメーカーUrban Armor Gear製の10.5インチiPad用ケースが6月に入荷予定、と表示された画像が流出したことも、クオ氏に強気な予測をさせているようです。
10.5インチiPad Proは主に法人需要を想定しており、今年だけで600万台が出荷されるだろう、とクオ氏はみています。
WWDCでハードウェアを2種類発表すれば異例
近年のWWDCは、iOSなどのソフトウェア発表の場となっており、ハードウェアの発表は行われておらず、もしSiri搭載スピーカーと9.7インチiPad Proが発表されれば最近では異例のこととなります。
2012年には、Retinaディスプレイを搭載した最初のMacBook Proが発表され、2013年には円筒形デザインのMac Proが予告されていました。
なお、WWDCではiOS11、macOS10.13、watchOS 4、tvOS 10といった各種OSの発表は確実と考えられます。