2015年3月26日、吉野家は、人工知能を搭載したクーポンアプリ「Tamecco」との業務提携を発表しました。なお、4月1日より東京・埼玉の「吉野家」201店舗にて、「Tamecco」ユーザーを対象としたクーポン配信が開始されます。
スマートフォンの操作は不要。吉野家店内でクーポンを自動入手
今回、吉野家が導入した「Tamecco」によるクーポン配信サービスは、店内に設置したBeacon端末と、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン端末が自動でBluetooth接続することにより、顧客がクーポンを受け取れるという仕組みのサービスです。今後は、今夏を目安として対応店舗を関東圏まで拡大していく予定になっているようです。
また、吉野家は、今回の取り組みによって、顧客行動データなどのビッグデータが入手可能になります。そのため、吉野家の「Tamecco」導入メリットは、クーポン配信による集客効果以外に、ビッグデータを活用し、メニューやサービスの改善に生かすなど、マーケティングツールとしての側面もあります。
「Tamecco」とは
「Tamecco」とは、アプリからユーザーの位置情報や行動パターンなどを分析し、ユーザーの趣向に合わせてクーポンを発行することができるアプリです。その他のクーポンアプリとの相違点としては、ユーザーがスマートフォンを操作しなくてもクーポンを自動入手できるという利便性が、特徴の一つとして挙げられます。
また、「Tamecco」にとって、今回発表された吉野家との業務提携は、吉野家ファンを中心としたユーザーに対する大幅なアプリ認知と普及拡大を見込むことができるチャンスであるとも考えられます。
参照元:吉野家ホールディングス
執 筆:chappy