最近はタブレット型デバイスの登場などで様々な紙媒体の電子化が進んでいますが、「卒業証書」も例外ではないようです。
27日、多摩市立愛和小学校が卒業生8人に向けて「iPad卒業証書」を贈ったことがITmediaニュースの報道で明らかとなりました。
同校は普段から1人1台のiPadを使った授業を展開しており、「iPad卒業証書」は卒業式で松田校長から8人の卒業生1人1人に手渡されたと伝えられています。
賞状の模様が裏面に
配布された「iPad卒業証書」の裏面には、賞状の模様を模した柄が描かれており、起動すると「クラスメート」「担任」「下級生」「職員室」のアイコンが並び、それぞれのメッセージが収録されているほか、小学校に在籍した6年間の写真や身体測定データなどが保存されています。
また、未来の自分に向けたタイムカプセルメッセージも保存されており、それぞれ「3年後」「6年後」「12年後」しか開けない設定になっているようです。中学校、高校を卒業したのち、そして社会人になって働き出した時(人によっては大学院生)に、過去の自分がどういうことを思っていたかを振り返る、良い素材になりそうですね。
筒状の卒業証書が無いのは、個人的に寂しいような気もしますがこれも時代ですかね。IT化が進む現代において、こうした最先端のタブレット端末と触れ合う機会が増えれば増えるほど、子供たちの電子機器に対する感性やひらめきなどは向上していくでしょうし、非常に良い試みの1つだとも感じます。
今後愛和小学校のような学校が続々と登場してくるのでしょうか。参考にさせていただいたITmediaニュースには、今回の「iPad卒業証書」の制作に関しての動画も公開されていますので、詳しくはリンク先で御覧ください。
参照元:ITmediaニュース
執 筆:クロス