今秋発売見込みの有機EL(OLED)搭載モデルiPhone8については、Touch IDが搭載されるのか、搭載されるとしたらその位置はどこなのかについて、さまざまな情報が入り乱れています。
そうしたなか、中国のSNSサイトWeiboで、Touch ID用の穴の空いていないiPhone8のものとされる背面ケースが公開されました。
カメラ用の穴のみでTouch ID用は見当たらず
同画像を公開したWeiboユーザー(李大锤同学)は画像について、ガラス製の背面ケースには2個のカメラレンズ用の縦長の穴は空いているものの、Touch ID用の穴はないと指摘する一方で、このケースは深センにあるメーカーが作成したモックアップで本物ではないとする説があるとも記しています(Google翻訳より)。
Touch IDについては当初、ディスプレイに埋め込まれるという説が主流でしたが、Apple情報の精度の高さに定評のあるKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏が「iPhone8にはTouch ID自体が搭載されない」との予測を発表してからは、氏が主張する3D顔認証や虹彩認証採用説、またTouch ID背面搭載説も再浮上し、まさに情報が錯綜している状況です。
iPhone8の発売が遅れる可能性も
今回Weiboで公開された画像はTouch IDの背面搭載説を否定するものですが、そのほかの説を肯定するものではありません。
AppleはディスプレイにTouch IDを埋め込む技術的な問題を今も解決できておらず、遅くとも8月までに指紋認証センサー用のチップを発注できなければ、iPhone8にはTouch IDが搭載されないか、発売が大幅に遅れる可能性がある、という気になる予測も報じられています。
Source:Weibo via Cult of Mac
Photo:Martin Hajek
(lunatic)