Appleが現地時間7月27日、iPod nanoとiPod shuffleの製品情報を公式Webサイトから削除し、販売を終了しました。現在、iPodシリーズとしてはiPod touchだけが掲載されています。
日本のApple公式サイトでもiPod nanoとiPod shuffle が消滅
AppleがiPod nanoとiPod shuffleの製品情報をひっそりと削除しており、両製品の販売が終了したことが確認された、と米メディア9to5Macが報じています。
日本のAppleのWebサイトでも、「Music」のメニューから表示されるのは「iPod touch」のみとなっています。
現行のiPod nanoは2012年、iPod shuffleは2010年にそれぞれ発売されて以降、2015年のカラーバリエーション変更以外、アップデートがされていないままでした。
昨年で初代モデルから15周年のiPod
現地時間2001年10月23日に初代iPodが発表されてから、昨年で15周年を迎えました。米TIME誌はiPodを「最も影響力のあったガジェット50選」の9位に選出しています。なお、1位はiPhoneでした。
iPod shuffleは、記録媒体にハードディスクではなくフラッシュメモリを採用した最初のiPodで、気軽に使えるiPodとして人気となりました。
しかし、Appleの収益構造の中でiPodシリーズの存在感は年々小さくなっています。2015年からは決算発表でiPodシリーズは「その他の製品」に分類されています。