前面をほぼ完全に覆う有機EL(OLED)ディスプレイを搭載し、デザインを刷新したiPhone8の発表が近づいてきました。Bloombergがこれまで報じられた噂や、Apple製品に詳しい人々からの最新情報をまとめ、図解つきで説明していますのでご紹介します。
ホームボタンが消え、ジェスチャーコントロールに!?
最大の特徴のひとつとして挙げられているのが、物理的なホームボタンの消失です。iPhone8ではホームボタンに代わり、新たにジェスチャーコントロールが採用されている、とBloombergは報じています。
Bloombergによれば、iPhone8の下部にはホームボタンの代わりに細いバーが表示され、ユーザーはそのバーをジェスチャーで中央にドラッグして、iPhoneを開きます。アプリを開く・閉じる、ホームスクリーンに戻ると行った動作も、ジェスチャーで行なうようです。
ロック解除は3D顔認識センサーによる顔認識で行なうとのことです。
電源ボタンはさらに縦長に
1ページに表示されるアイコンの数は、ドックをのぞくと縦6個、横4個、合計24個で現行のままです。ドックはiOS11からデザインが変わり、iPadと似たものになります。
全体的なサイズは、現行のiPhone7よりもわずかに大きい程度ですが、ディスプレイサイズはiPhone7 Plusよりもやや大きめで、ベゼルは細いながら4辺に存在します。コーナーは現行モデルよりもやや丸みを帯び、右サイドの電源ボタンはさらに縦長になるため、片手で持った時に押しやすくなるようです。
切り欠き部分にカメラと2つのセンサーが収納
フロントカメラは場面や対象物をより正確に探知するスマートカメラとなり、3D顔認識センサー、赤外線センサーとともに、中央上部の切り欠き部分に収納されます。ロック解除にはこの2つのセンサーが用いられるようです。
切り欠き部分はiPhoneがオフの状態のときは、ベゼルが黒いため画面と一体化します。しかしアプリの背景が黒でない場合は、はっきりと目立ちます。ステータスアイコンは切り欠きを挟んで、左側に時間、右側にセルラー、Wi-Fi接続状況とバッテリー残量が表示されるとのことです。ただしスペースが限られているため、タスクによって表示形式が変わるとBloombergは伝えています。
背面はワイヤレス充電対応のためにガラス製、フレームはステンレススチール製で、スクリーンはほぼ平ら、カーブはしていないとのことです。
Appleは9月12日のイベントで、デザインを大幅刷新したiPhone8と、現行モデルを機能向上したiPhone7s/7s Plus、単独LTE通信が可能なApple Watch Series 3、4K対応の第5世代Apple TVを発表すると見られています。
Source:Bloomberg
(lunatic)