iPhone X(iPhone8)には、iPhone7 Plus同様、デュアルカメラが搭載されると考えられています。このデュアルカメラの性能について、iOS11のファームウェア解析で知られる著名デベロッパーが詳細を伝えています。
4Kビデオをより滑らかに撮影可能
スティーブ・トラウトン−スミス氏(@stroughtonsmith)がTwitter上で明らかにしたところによれば、iPhone Xのデュアルカメラは1,200万画素のレンズを搭載し、iPhone7 Plusに比べて4Kビデオの撮影性能が向上するようです。
ー | iPhone X | iPhone7 Plus |
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ビデオ撮影 | 4K撮影(60fps) 1,080p(240fps) | 4K撮影(30fps) 1,080p(30fps/60fps) |
メインカメラ | 1,200万画素 | 1,200万画素 |
インカメラ | 700万画素 | 700万画素 |
画素数自体は変わりませんが、4Kビデオは毎秒60コマで撮影が可能となるので、毎秒30コマのiPhone7 Plusに比べ、より滑らかに動画を再現可能です。また、通常の動画モードでも毎秒240コマで撮影が可能と推定されています。
また、トラウトン−スミス氏は今回触れていませんが、iPhone Xのデュアルカメラは、広角レンズだけでなく望遠レンズにも光学手ブレ補正(OIS)機能が搭載されることで、ズームモードでも手ブレなしで撮影が可能になると言われています。
すでに先行して発売されている、SamsungによるGalaxy Note 8のデュアルカメラにも、広角&望遠どちらにもOISが搭載されていることからも、カメラ性能を売りにするiPhoneでズームモードでの手ブレを解消してくる可能性は高いでしょう。
ほかにも興味深い点として、トラウトン−スミス氏は、顔認証(Face ID)用の赤外線レシーバー(構造化照明レシーバー)が1,312 × 1,104ピクセルの解像度で画像をキャプチャーすることについても言及しています。
Source:Twitter
(kihachi)