前面・背面にAppleが強度を誇るガラスを採用したiPhone8/8 Plusですが、やはり落下は避けたほうがよさそうです。
4種類の落下実験
電子デバイス向けに延長保証を提供するSquareTradeが、iPhone8、iPhone8 Plus、また比較のために同じくガラス製ボディのSamsung Galaxy Note 8を使い、落下テストを行いました。
動画で公開されているテストは、6フィート(約1.8メートル)の高さから背面を下にして落下、スクリーン側を下にして落下させるテスト、時速22マイル(約35.4キロ)で遠方に飛ばす落下テスト、金属の箱状のものに入れて60秒間回転させるテストの計4種類です。
1.8メートルの高さから落とす
1.8メートルの高さからの落下実験では、背面、前面のどちらのテストでも、度合いは異なるものの、3モデルともスクリーンやボディにひび割れが生じました。またNote 8は前面から落とした実験のあと、機能しなくなってしまいました。
時速35.4キロで飛ばす
時速35.4キロで遠方に飛ばし、落下させるテストでは、いずれのモデルも縁やコーナーが割れています。
60秒間回転させる
ドラム式乾燥機を想定したかのような60秒間の回転テストでは、一番ダメージが大きかったのはiPhone8で、ガラスが一部はがれ、中身が露出してしまいました。ほかの2モデルもガラスが割れ、浮き上がるという結果となっています。
3モデルの耐久性は変わらない
こうした実験の結果を受けてSquareTradeは、落下などによる壊れやすさを点数で評価しました。100点が壊れるリスクが最も高いという意味になります。iPhone8は67で壊れる「リスクは中程度」、iPhone8 Plusは74で「中〜高リスク」、Galaxy Note 8は80で「高リスク」という結果となりました。
ただしYouTuberのPhoneBuffによるiPhone8 PlusとGalaxy Note 8の耐久性実験では、Note 8のほうが耐久性があると評価されています。iPhone8/8 Plus、Galaxy Note 8の耐久性にはあまり差がないとみていいでしょう。
ガラス製ボディは落下衝撃に弱い
一方、YouTuberのTechRaxが、iPhone8 PlusとiPhone7 Plusの落下実験を行なっています。最初の5フィート(約1.52メートル)の高さから背面を下にして落とした実験で、アルミニウムボディのiPhone7 Plusがほぼ無傷だったのに対し、ガラスボディのiPhone8 Plusは全体にひび割れが入ってしまいました。
YouTubeなどで公開されているさまざまな実験を見る限り、やはりガラス製ボディのiPhone8/8 Plus、そして11月発売のiPhone Xは落下衝撃に弱いので、保護ケースの使用をお勧めします。
Source:YouTube(SquareTrade) via MacRumors
(lunatic)