iPhone8のバッテリー容量は1,821mAhと、iPhone7の1,960mAhに比べて、約7%ほど減少しています。しかし、実際に検証してみた結果、バッテリー容量が少ないiPhone8の方が、iPhone7よりも駆動時間が長いようです。
iPhone8は省エネ設計?
Appleの公式サイトを確認すると、iPhone8の駆動時間は、通話でもLTE通信でも、iPhone7から変更がありません。
モデル | 駆動時間(通話) | 駆動時間(インターネット) | バッテリー容量 |
---|---|---|---|
iPhone8 | 最大14時間 | 最大12時間 | 1,821mAh |
iPhone7 | 最大14時間 | 最大12時間 | 1,960mAh |
しかし、実際にニュースサイトPhoneArenaが測定を行った結果、iPhone8の方がバッテリーが長く持つ設計になっていることが分かりました。検証は、スクリーンの輝度を室内での使用を想定した200ニットに設定し、ウェブスクリプトをスマートフォン上で走らせるというアプローチが採られています。
iPhone7の駆動時間が7時間46分だったのに対し、iPhone8は8時間37分と、1時間ほどiPhone8の方が長いことが確認できます。興味深いのは、iPhone7よりiPhone6sの方が駆動時間が長い点でしょう。iPhone7は「バッテリーの駆動時間がiPhone史上もっとも長い」と言われていたはずですが……。
もちろん、実際の使用では、ウェブスクリプトを実行し続けているだけではありませんし、様々な要因によってバッテリーの持ちは変わってきますが、ひとまずバッテリー容量が減っても、省エネ化のおかげでiPhone7と遜色ない持ちを実現している、と言えるのではないでしょうか。
また、PhoneArenaはバッテリーを100%充電するまでの時間も比較しています。
約30分でバッテリー容量の50%を充電可能とされる高速充電を使わないと、逆にiPhone8の充電時間はiPhone7よりも遅くなってしまうようです。
Source:PhoneArena
(kihachi)