Appleの最高デザイン責任者、ジョナサン・アイブ氏が、雑誌カーサ・ブルータスの独占インタビューで、iPhone Xは到達点ではなく今後のさらなる進化の始まりにすぎない、と今後のiPhoneの進化を見据えた発言をしています。
世界を変えた、初代iPhoneのマルチタッチ
ジョナサン・アイブ氏はカーサ・ブルータス2017年11月号のインタビューで、初代iPhoneの最重要テクノロジーがマルチタッチだったと振り返っています。
電話からFaceTime、メッセージ、Animojiと、10年間でiPhoneの用途が拡大し、コミュニケーションが急激に変化し、多くのアプリを生まれたのは、根底にマルチタッチがあったからだと思う、と語っています。
iPhone Xは新たな章と発展の始まり
iPhone Xについてアイブ氏は、大きな変化を遂げた究極のデザインと呼べるものの、「先進的な考えがここで止まるわけではない」「さらにたくさんのビッグアイデアがある」と、今後もiPhoneが進化を続けること、すでにその計画が動き出していることを示唆しています。
そして、iPhone Xは「iPhone Xは新たな章と、発展の始まり」として、iPhone Xは次の進化への始まりに過ぎない、と今後のiPhoneへの期待を高める発言をしています。
iPhone X、開発にあと2年以上かかっていたかも?
アイブ氏は、iPhone Xの最大の特徴のひとつ、顔認証でロックを解除するFace IDについて、「非接触のユーザー認識方法」という観点から詳しく語っています。
特に、従来の指紋認証のような接触式から非接触に変化することで、製品がシンプルで堅牢になるメリットがある、と強調しています。
「Appleはライバルの2年半先を行った」と評価される顔認証技術は、「もしかすると、さらに2年以上開発に時間がかかる可能性もあった」と、開発・製品化が相当な困難を伴うものであったと振り返っています。
インタビューの全文は、カーサ・ブルータスのWebサイトで読むことができるので、ご興味のある方はぜひご一読ください。
Source:カーサ・ブルータス
Photo:YouTube (Apple)
(hato)