Appleが、折り曲げ可能なディスプレイを搭載したiPhoneの特許を申請していたことがわかりました。
折り曲げ可能ディスプレイ搭載デバイスに関する特許を申請
AppleはSamsung同様、折り曲げ可能なディスプレイを搭載したiPhoneを開発しているのでしょうか。AppleがLG Displayと共同で、開発を進めているとの報道に引き続き、今度はAppleが、これを実現する技術の特許を申請していたことが判明しました。
米メディアAppleInsiderによると、「ディスプレイを搭載した電子デバイス」という、タイトルを見ただけでは特に目新しさを感じない特許申請書において、Appleは、半分に折りたたんでポケットにいれられる、未来のデバイスに関する技術を説明しています。申請書のなかで同社は、デバイスには折り曲げ可能な「柔軟性のある部分(flexible portion)」があると述べています。
ディスプレイは有機EL(OLED)という前提で申請書が記されている一方、ボディ部分はプラスチック、ガラス、セラミック、ファイバー、ステンレススチール、アルミニウムなど、さまざまな素材が考えられるとあります。
iPhone以外のデバイスにも搭載を検討
先日のLGとの提携報道では、折り曲げ可能なディスプレイの採用先としてはiPhoneしか挙げられていませんでしたが、特許申請書にはiPhoneのみならず、iPadやMacBook、Apple Watchなど、さまざまなデバイスに適用される可能性があると記されています。
同時にmicro LEDでも、折り曲げ可能なディスプレイが実現できると説明されています。Appleは以前からmicro LEDの技術開発に出資しており、Apple Watchに同ディスプレイを採用すると繰り返し報じられてきました。
Appleが米国特許商標庁(USPTO)に特許を出願したのは、2016年8月30日です。
Source:AppleInsider
Photo:Coroflot
(lunatic)