2012年に発売されたiPad(第3世代)が、10月末をもってAppleのオブソリート製品リスト入りし、ハードウェアサポートが終了することが分かりました。
10月末でハードウェアサポート終了
Appleが、正規サービスプロバイダに対し、iPad(第3世代)を10月31日付けでオブソリート製品リストに追加すると通知した、と米メディアMacRumorsが報じています。
iPad(第3世代)には、Wi-FiモデルとWi-Fi + cellularモデルがありますが、いずれもハードウェアサポートが終了します。
ビンテージ製品とオブソリート製品
Appleは、製造中止から一定期間が経過した製品をビンテージ製品とオブソリート製品としてハードウェアサポートを終了しています。
ビンテージ製品は、製造中止から 5 年以上 7 年未満の製品で、Appleは一部の地域以外でのハードウェアサービスを終了しています。
オブソリート製品は、製造中止から 7 年以上が経過した製品で、Appleは例外なくハードウェアサポートを終了し、部品の発注も受け付けられなくなります。
日本を含む多くの地域では、ビンテージ製品とオブソリート製品は区別されず、いずれもハードウェアサポートが終了します。
iPadで初のRetinaディスプレイモデル
iPad(第3世代)は、iPad2の後継モデルとして、「新しいiPad」の名称で2012年3月に発売されました。
iPadシリーズとして初めてRetinaディスプレイを搭載した同モデルは、Lightningコネクタの前身である30ピンのコネクタを搭載した最後のiPadシリーズでもありました。
iPad(第3世代)は、2016年に公開されたiOS10に非対応となっており、ソフトウエアのサポートは事実上、終了しています。