iPhone Xユーザーの歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが、自身のブログ「ABKAI 市川海老蔵ブログ」にて、歌舞伎のメイクを施した自身の顔でFace ID(顔認証)をクリアしたことを報告しています。
完全に顔を覆うと認識できず、骨格が判別できれば認識できる?
11月3日に発売されたiPhone Xですが、市川さんは発売日当日に入手したそうで、「おでかけ」と題した11月3日付のブログ記事で、iPhone Xで撮影したとみられるサングラス姿の自撮り写真を投稿していました。
11月7日付で投稿された「iPhone」のブログ記事では、市川さんとみられる完全に顔を覆う白いマスクを着けた人物の写真とともに、「流石に顔認証できなかった」と記しています。顔の特徴が判別できる状態でないとFace IDでの認証は難しいようです。
そして11月11日付のブログ記事「凄い!! iPhoneⅹ」では、歌舞伎公演に出演のためしっかりとメイクした市川さんが、「この顔でiPhoneⅹ 顔認証クリアしましたー」と認証されたことに感動している様子でした。
Face IDの認識率は高い?
現在販売されているiPhoneでは、iPhone Xのみに搭載されているFace IDですが、3Dプリントの顔でロック解除できたり、そっくりな双子を見分けられなかったり、はたまた双子でない兄弟の識別に失敗したりと、その認識率について疑問を呈す見方もあります。
筆者も自身のiPhone Xが届いてから数日間Face IDを利用してみましたが、ディスプレイの正面でまっすぐ画面上部のノッチ(切り欠き部分)を注視しないと、うまく認証されないこともありました。しかし認証速度は指紋認証(Touch ID)と比べても遅いとは感じず、日常利用するうえでは特に問題ない認識率だと思います。
海外主要メディアのFace IDレビューでは、「顔から離しすぎるとうまくいかなかった」「つけひげを付けると認識されなかった」と、目・鼻・口が正しく認識されないとうまく認識できないとの評価でした。つまり目・鼻・口が認識されていれば、市川さんのように大掛かりなメイクをしても認証できるようです。
Source:ABKAI 市川海老蔵ブログ
(asm)