iPhoneを盗まれた女性のもとへ、犯人からメッセージが届きました。しかもその内容は「iCloudのパスワードを教えて」という、図々しいものでした。
盗難から5ヵ月後に犯人からメッセージ
イギリス・リンカンシャー在住の大学生であるベス・フリーストーンさん(18)は、今年2月頃、マンチェスターに遊びにいったときにiPhoneを盗まれました。
追跡アプリを入れていなかった、というのは、「iPhoneを探す」がオンになっていなかった、ということでしょうか。iPhoneは見つからず、新しいものを書い直したそうです。
そして盗難から5ヵ月が経過した7月。ベスさんはFacebookメッセンジャーで見知らぬ女性からメッセージを受け取りました。女性はベスさんのiPhoneを持っていて2週間ほど使用しているといいます。しかも「iCloudのパスワードがないと使えないので、教えてほしい。そうしたらサインアウトして自分のアカウントにサインインするから」と要求してきました。
さらに「写真とか、iPhoneの中にあるもので送ってほしいのがあれば送るけど?」という、さも自分がいいことをしているかのようなメッセージまで送られてきて、ベスさんは大ショックです。
しかし本当に自分のiPhoneかどうかを確認しようと思い、女性にメッセージを送ると、確かにベスさんのiPhoneの写真が送られてきました。
iCloudのパスワードを要求する犯人
銀行カードの情報なども含まれているiCloudのパスワードを教えることなどできるわけがありません。ベスさんは女性の要求を断り、iPhoneを返してくれるよう頼みました。女性が返すことに合意したので、送料として5ポンド(約740円)分の切手も送ったそうです。
しかし結局相手は「仕事を2つ掛け持ちしているから郵便局に行く時間がない」など言い訳をし、しまいには「盗品じゃないから犯罪じゃないし、あんたの頼みを聞いてあげてるのに嫌がらせを続けるなら、もうこれはゴミ箱に捨てるしかないね」とのメッセージが。
さらに「警察に電話したってむだ。盗んでないんだから。私を脅したりしないことね」と警察に通報しないよう警告すると、ベスさんをブロック。連絡が取れなくなったそうです。
ベスさんはこの一件について、警察には届け出ませんでしたが、Twitter上で犯人とのやり取りを公開。2万回以上リツイートされたとのことです。
しかし少々不思議なのは、ベスさんのiPhoneが犯人によってロック解除されていることです。パスコードをかけていない、あるいは非常にシンプルなものだったのでしょうか。また「iPhoneを探す」が機能していれば、盗まれても所在地は確認できたはずです。
iPhoneにはきちんとパスコードを設定し、Apple IDは2ファクタ認証で保護しましょう。
Source:Daily Mail
(lunatic)