アップルは2012年にiOS6のリリースに合わせてGoogleマップに代わる、自社のマップアプリを採用、その後ローカルビジネスレビューを提供するYelpを独占的なパートナーとし、マップ上で店舗やサービスのカスタマレビューを提供しています。
最近になり、ホテルについてはTripAdvisor、Booking.comからのレビューも掲載するようになっています。
ホテルのレビューは3社が混在
ホテルのリスティングについては、現在Yelp、TripAdvisor、Booking.comのレビューが混在しており、アップルがどのような基準でレビューを選択しているのかは現時点でははっきりしていません。
しかし、複数の都市のレビューを確認したところ、アメリカ国内にあるホテルのほとんどのレビューはYelpが提供しているものでした。また、ホテル以外の店舗やサービスについてもYelpが提供していました。
海外ではBooking.comも
ロンドン、パリ、シドニーなどアメリカ以外の都市では、Booking.comが多くのレビューを占めていました。
アップルはマップに関する著作権表示のページを更新していないようで、今回のYelp、TripAdvisor、Booking.comについての表示は今のところありません。
アップルは2012年に初めてリリースしたマップアプリに、ユーザーの予想に反し多くの不具合があったため、CEO(最高経営責任者)のティム・クック氏が書面で謝罪した経緯がありました。
その後、使い勝手の改善や3Dマップの導入など、マップアプリは多くの改良を重ねています。しかし、昨年iOS8で導入予定だった乗換情報などの機能追加は、社内の派閥問題などでエンジニアが退職するなどし実現していません。
アップルも今後ストリートビューを提供
また、マップアプリでは今後、Googleのストリートビューや、MicrosoftのBingマップのStreetsideのような機能が追加されると予想されています。
アメリカ国内で数多く目撃されている多くのセンサーを搭載したミニバンは、この機能で提供するイメージを数多く収集していると考えられます。
マップアプリへの機能追加は、個人的には心待ちにしているのですが、今秋リリースされる予定の次期iOS9まで待たなければならないのでしょうか。
参照元 : MacRumors
執 筆 : リンゴバックス