6日、総務省は以前から過大広告として問題になっていたスマートフォンの通信速度について、広告表示を改めるよう求める方針を固めました。
早ければ、今年の冬モデルから適用される見通しです。
実速度と隔たりのある「最大速度」表示に終止符か
現在大手キャリアがスマートフォンの速度として広告表示している内容は、「最大速度」というものが多くを占めています。これらはあくまでも「理論上」のもので、実際に家庭などで計測した数値とは大きく乖離するケースがあることから、時にはキャリアとユーザーの間でトラブルとなっていました。
総務省は以前からこの問題に関して改善を検討しており、先んじて昨年7月には契約後一定期間内の契約解除を可能にするクーリングオフ導入を決定していましたが、早ければ2015年冬モデルから広告での記載が「実速度」表示に改められることとなりそうです。
自動車業界における「燃費」性能もそうですが、ユーザーとしては日常使用における性能が知りたいところですので、総務省の決定は非常にありがたいですね。総務省は近頃、高額キャッシュバックの禁止やSIMロック解除の義務化など、携帯電話業界に対して様々な魅力的な決定を行っており、今後もさらなる改善提案がなされるのか気になるところです。
参照元:47NEWS
執 筆:クロス