スマートフォンを食事中に使わなかったら代金を10%オフ―そんなキャンペーンを売りにするレストランがニューヨークで話題となっています。
キャンペーンは好評
「みんなすぐに頑張り始めるよ」と、イタリアン・レストランLebro’sのオーナーであるFedericoni氏は語ります。「強制してるわけじゃないんだ」。
Federiconi氏によれば、2014年の終わりからこのキャンペーンを毎週日曜日に開催しているそうですが、およそ5分の1の客がスマートフォンを使わないことを望むそうです。
チャレンジしたい客は店員にその旨を伝え、パン用のバスケット内にスマートフォンを入れ、上から布を被せるのだそうです。チェックを頼み領収書が来るまで「ツイート」する誘惑に打ち勝った客は見事、その場で食事の代金から10%の割引が享受出来ます。
なぜ外で食事を取るのか?話すためじゃないか
「我々はなぜ外で夕食をわざわざ取るのか?それは誰かと目を見て会話する機会を持つためじゃないか。今の世の中じゃそんなことも難しくなってしまった。これは途切れた絆を再び繋ぐための、ほんの僅かな試みだったんだ」とFedericoni氏は述べます。
InstagramやYelp!で写真や口コミを投稿してもらえれば、ユーザーがやってくるかも知れないという可能性を捨ててまで、Federiconi氏はこのキャンペーンに固執します。
「イタリアン・ファミリーとして育てられてきた私にとって、日曜日はいつも家族の日なんだ。でも世の中にはそうじゃない人たちがいる」とFedericoni氏はキャンペーンを続ける理由を語りました。
しかし、このキャンペーンを一度でも体験した客は、「食事の間はスマートフォンを使わなければ10%オフ」というミッションに病み付きとなってしまうようで、彼らは、ぜひ毎日やって欲しいとFedericoni氏に訴えてくるそうです。
参照元:NY Daily News
執 筆:kihachi